今日は、ちょっと宇宙的に面倒くさい話しです。
のっけからすみません・・・
面倒くさいときに「億劫」と言いますが、もともとは「おっこう」と読み
「劫」が「億」あるという意味です。
「劫」は、とてもとても長い時間の単位。
どのくらい長いかというと 432万年×1000＝「一劫」
「億劫」とは、こののとてつもない時間の、そのまた一億倍という
宇宙的というか、とほうもなく長い時間ということになります。
もう、こりゃ考えるだけでウンザリ・・・確かにめんどくさい、億劫です。
この「劫」（こう）はインドの古語サンスクリット語の「カルパ」の訳で、
『ヴァガバッド・ギーター』本文にも出てくる言葉です。
一カルパは梵天（ブラフマー）が起きている時間。
梵天にとっては朝起きてから、眠るまでの半日程度の時間が
わたし達人間にとっては、432万年の1000倍という想像もできない時間ということになります。
人間の一生なんて、神様の視点から見れば、もうほんの一瞬でしかないのですね。
どうりで色んな分からないことがあるはずです（笑）
日々の全てのことを大いなる物にお任せするという姿勢には、
なかなか、なれるものではありませんが、
それでも、あれこれの諸々をコントロールすることを手放すことで
人生の億劫なことからは、かなり解放されるのではないでしょうか。
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