シャヴァ・アーサナ

数日、雨模様のおてんきが続いています。
気圧も低く、空気も少々おもたい感じですが、
健やかにお過ごしでしょうか?

体調不良とまではいかないけど、
なんとなくスッキリしない・・・
そんなときはお風呂にはいってサッパリして
夜更かししないで、できるだけ早く寝てしまいましょう。

よく言われているゴールデンタイム
夜の10時から~翌2:00
この時間帯に熟睡すること。

まあ、でも、そうはいっても、
家のことや仕事の都合で、そんなに早く床につくなんてムリ!
という日も多く、10時までに寝るなんてなかなか・・・
現実的には難しい方も多いのではないでしょうか。

今日はそんな方におすすめしたいヨーガのアーサナ(ポーズ)
シャヴァ・アーサナ、屍のポーズのご紹介です。

ご紹介と、わたしがここで張り切るまでもなく(笑)
おなじみの最後のリラックス・ポーズですね。

なんだ、あの床に横たわって寝るだけのポーズか、、、
と、思ったそこのアナタ、ちょっと待った!!

実はですねー、あの横たわるだけの何でもなさそうなポーズが
数あるポーズのなかでも最も難しいポーズなのですよ~。

シャヴァ・アーサナを完全にモノにすると
いわゆる「睡眠」らしい睡眠なんて必要なくなります。

シャヴァ・アーサナって、もんのすごいポーズなのです!!

そこまで完全パーフェクトなシャヴァ・アーサナは
難しいとしても(もちろん、わたしも出来ません)、
床に横たわって、目を閉じリラックスして数分過ごすだけでも
疲労回復効果があり、夜の睡眠の質も良いものに変わります。


~おこない方~

あおむけになって横たわる。
手は体側に伸ばし、手の平は上を向ける。
脇の下にはタマゴかミカンくらいのスペースをあける。
足はまっすぐ伸ばし、腰幅かそれよりやや広いくらいひらく。
足はひらきすぎると、力が入るのでよくない。
眠らないように注意して、自分自身の身体と内面を観察する。
身体の状態、心の状態、それらをジャッジしない。
ただ観るのみ。
ジャッジしている自分に気付いたら、ああそうか・・・と
そのままサラリと流すように。


■屍体のポーズ
背を下にし、屍体のごとく大地に横たわる。
それがシャヴァーサナである。
シャヴァーサナは疲労を除き、心[の作用]を停止させるはたらきをする。
 『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』Ⅰ-32

①あおむけに寝て、息を吐くたびにプラーナが抜けていくようにイメージする。
②まず、足の先から脚の付け根にかけて、すこしずつプラーナが抜けていく。
③つぎに、手の先から腕の付け根にかけてプラーナが抜けていく。
④そして、背中の下から上にかけて、すこしずつプラーナが抜けていく。
すると、じっさいに自律神経のはたらきで、雑念も消えてゆく。

『図説ヨーガ大全』伊藤武 先生(著)より

 

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写真は、うちのネコちゃんとティンシャ。
レッスンのときは、このティンシャを鳴らし
シャヴァ・アーサナ 終了の合図としています。



また、シャヴァ・アーサナを気持ちよくおこなうためのCDも
いろいろ発売されていますので、試されるのも良いかもしれません。

古来からの伝統的行法は、もちろんBGM等はありませんが、
リラックスできそうな自然の水や波の音、
いまの季節は虫の音なども、癒し効果がたかくおすすめです。

身体が冷えないように、ブランケットなども用意して、
少しだけでも横たわってみてください。
効果は予想以上かもしれませんよ。


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